マンションを売って初めて木造アパートに引っ越したら…

初めてマンションを売って一人暮らしをしたアパートは、鉄筋コンクリート造りのものでした。それまでは一軒家に住んでいて、一人暮らしどころか集合住宅に住んだこともありませんでした。
その鉄筋コンクリート造りのアパートでの暮らしは、とても快適なものでした。左右の部屋にも入居者がいましたが、生活音が聞こえたことはほとんどありません。私も夜中まで起きていることが少なくありませんでしたが、苦情を言われたことはありませんでした。
何年かそのアパートに住んだ後、職場の都合で引っ越しをすることになりました。通勤の便や設備などを優先して選んだ結果、今度は木造の新しいアパートに住むことになりました。
そこは築年数が浅く、コンロなどの設備も整っていて、きれいで暮らしやすそうな物件でした。また、最寄り駅やスーパーも近くにあり、今度も快適に暮らすことができるだろうと期待したものです。
ところがこの物件では、思いがけず騒音に悩まされることとなりました。
とは言っても、特に近隣にうるさい音をたてる、迷惑な住人がいたというわけではありません。そうではなく、常識的な範囲の生活音ですら漏れてしまうのです。
そのアパートに入居して以来、隣の部屋での話し声や、食器を置くなどの生活音が度々聞こえてきました。ものすごくうるさいというわけではないにせよ、愉快なものではありません。
それでもしばらくは、「気にしなければ何とかなるか」と思い、特に苦情を入れることもなく暮らしていました。
しかしある時、急に「こちらの生活音も、同じくらい漏れているということではないか」ということに思い至ったのです。私にとっては、これがとても嫌なことでした。
一度そう思ってしまうと、もう我慢ができません。入居から一年ちょっとと半端な時期でしたが、別の物件を探して引っ越してしまいました。もちろん次のアパートが、鉄筋コンクリート造りであったことは言うまでもありません。
初めに住んだアパートでは、そもそも物音に悩まされることがありませんでした。そのために、騒音の問題を軽視していたのです。いっそこの問題そのものに気づかなかったと言ってもいいでしょう。
以来、木造や軽量鉄骨の集合住宅に住んだことがないので、すべての木造や軽量鉄骨のアパートが、このように音の漏れやすいものかどうかはわかりません。たまたま私の入居した物件が、そのような欠点を持っていただけかもしれません。しかし、これからもあえて入居することはないだろうと思います。

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